概要
ExtraHopとBig Switch社は提携関係を結び、スケーラブルでコスト効果の高いソリューションを提供して、すべてのITチームが伝送データに対する深い可視性を得られるようにしています。その共同ソリューションは、ExtraHopのストリーム分析機能と、オープン・ネットワーキング・スイッチで構築した、SDNを活用するBig Monitoring Fabricとを組み合わせたものであり、すべてのネットワーク・アクティビティに対する無二の可視性を、従来の筐体単位の競合製品と比べてわずかなコストで提供します。
エンタープライズ全体の分析
Big Monitoring Fabricにより、IT組織はエンタープライズ全体のトラフィックをExtraHopプラットフォームに転送して分析できます。この共同ソリューションにより、すべての伝送データに対して詳細なL2～L7分析を実行し、パフォーマンスの監視、トラブルシューティング、脅威検知、インシデント対応、およびビジネス分析を向上させることができます。数千個の1G/10G/40G/100GポートをBig Monitoring Fabricに接続し、任意のポートから取り出したトラフィックを自動的にExtraHopに転送して分析できるため、アプリケーションを広範にオンデマンドで分析できます。さらに、すべてのツールを1つの管理ドメインに一元的に併置することもできるので、デプロイメントを加速させ、迅速な変更管理が可能になります。このソリューションにより、トラフィックを同時に複数のデバイスに配信して、複数の管理者（SecOps、IT Ops、DevOps）が同じトラフィックを分析できます。これらの各管理者はシステム内のテナントとして機能し、それぞれのツールの所有権を持ちます。また、BMF Controllerのロールベースのアクセス制御（RBAC）機能を使用して安全にポリシーを定義できます。監視対象のトラフィックは、1つの集中管理コンソール（GUI、CLI、またはREST API）から操作します。スイッチ、ポリシー、テナントをさらにファブリックに追加しても、ファブリックを管理する運用オーバーヘッドはごくわずかです。BMF Controllerの堅牢なREST API機能とExtraHopプラットフォームを使用すると、プログラムによって、特定のトリガに反応してポリシーをリアルタイムに変更することもできます。Big Monitoring Fabricソリューションでは、SDNコントローラで管理されるオープン・ネットワーキング・スイッチ上でBig Switch社のSwitch Light OSが実行され、監視用のスケールアウト・ファブリックを形成します。このようにハードウェアとソフトウェアが分離されているので、専用のNPBソリューションに比べてコストを大幅に削減できるほか、ハードウェア・ベンダの選択の幅が大きく広がります。その結果、お客様は同じ予算でExtraHopのデプロイメントの可視性をはるかに拡大できます。
主な特徴
あらゆる伝送データに対する深い分析
柔軟なスケールアウト・デプロイメント、マルチテナント・ツール、タップ共有
一元的なプログラミングによる運用の俊敏性
複雑な多層アプリケーションを管理している場合、細かい調整に時間を取られ、問題の根本原因までたどり着けないことがあります。ExtraHopなら、問題が発生している場所だけでなく、その発生理由までわかります。
Bobby Addison氏
CTO,
Digichart
効率的で包括的な監視
Big Switch Networks社は、ハイパースケール・データセンターのネットワーキング・テクノロジを幅広い利用者に提供する市場リーダーです。Big Switch Networks社が採用している重要なハイパースケール・テクノロジは3つあります。OEM/ODMベア・メタルとオープン・イーサネット・スイッチ・ハードウェア、高度なSDN制御ソフトウェア、そしてcore-and-podデータセンター設計です。Big Switch Networks社は、これらを企業、クラウド・プロバイダ、サービス・プロバイダの用途に適した製品に利用しています。Big Monitoring Fabricは、TAPおよびSPANトラフィックの最も重要な部分を、ユーザ設定ポリシーに従って動作するExtraHopのアプリケーション・パフォーマンス監視プラットフォームに提供し、効率的で包括的な監視と詳細な分析を実行できるようにします。Big Switch社のSDN駆動ポリシーをExtraHopのプロアクティブな監視・修復と組み合わせることにより、お客様は最適なアプリケーション・エクスペリエンスとビジネス効率を実現できます。
