お客様事例


Fortune 500選出の小売企業

Fortune 500に名を連ねる小売企業がExtraHopでクラウドのコストを抑制

AWSへのすべての国際データセンターの移行を成功させ、クラウドの全体的な支出を削減

アプリケーションと依存関係のマッピングを行い、移行中のパフォーマンスを保証

パフォーマンスのベンチマーキングにより、移行後の一貫したサービス提供を実現

始まり


Fortune 500に名を連ねるある小売企業が、順応性とスケーラビリティを高めるためにAWSに移行するという大きな取り組みに着手。

Fortune 500に名を連ねるある小売企業は、ゲームやモバイルのレーベルなどのブランドのグローバル・ネットワークを運営しています。これらのすべてを合わせると、この小売企業が展開する小売拠点の数は5,000以上に及び、十数か国にまたがります。この分散した大規模な業務環境を支えるのは400人のITチームです。チームは、自社のグローバル・データセンターから、営業に欠かせないeコマース・システムやPoSシステムまで、あらゆるものを管理しています。この小売企業では、数年前からAWSへの移行という大きな目標に取り組んでいます。2016年末の時点で、同社の国際データセンターのすべてがAWSクラウドに移行され、米国の最初のデータセンターの移行が進行中でした。同社のITチームは、2018年までに、全世界のオンプレミスのインフラストラクチャのすべてをAWSに移行することを計画しています。「当社のコア・コンピテンシーは小売業です。ITシステム・ビルダーではありません。私たちはコア・ビジネスの目標のサポートに集中的に取り組む必要があります。」と、同社のパフォーマンスおよび自動化担当マネージャは語っています。「データセンターでは、すべてを過剰にプロビジョニングする必要があり、予算支出の承認待ちで遅れが生じることもあります。クラウドを利用すれば、ビジネスの需要をすばやく満たすために必要な順応性と規模を確保できるため、市場投入が大幅に迅速化されます。」

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ExtraHopを使うことで、必要なキャパシティをインテリジェントかつ入念に計画し、支出を最小限に抑えることができます。これはコストを抑えながら、アプリケーションのパフォーマンスを高速化してエンドユーザ・エクスペリエンスを高めるのに役立っています。

パフォーマンスおよび自動化担当マネージャ
, Fortune 500選出の小売企業

成果


ExtraHopがサービス・デリバリ・チェーン全体にわたって自動化されたコンテキストの可視性を提供し、セキュリティとパフォーマンスを保証。

ExtraHopはAWSへの移行のサポートで重要な役割を果たしています。### クラウドの支出の計画 この小売企業では、平均的な1日の受注(または販売)の処理量を1秒あたりおよそ8件と見積もっています。しかし、ブラック・フライデーやサイバー・マンデーなどの大規模な小売日には、この数が爆発的に増え、受注数が1秒あたり45件に上ることもしばしばあります。ExtraHopを使用することで、同社のITチームはこれらのトランザクションを発生時点でリアルタイムに監視できるようになりました。「ExtraHopの驚くべき点の1つは、それぞれの日における売れ行きをIT部門がいち早く把握できるようになったことです。売上の前年度比をリアルタイムでビジネス部門に伝えることができるのです。」とマネージャは語っています。しかし、メリットはこれだけではありません。同社のITチームは、ExtraHopの使用により、トラフィックの多い小売日のキャパシティのベンチマークを確立することもできました。「AWSへの移行の理由は、AWSが提供してくれる規模とキャパシティにあります。ExtraHopを使うことで、必要なキャパシティをインテリジェントかつ入念に計画し、支出を最小限に抑えることができます。これはコストを抑えながら、アプリケーションのパフォーマンスを高速化してエンドユーザ・エクスペリエンスを高めるのに役立っています。私たちのビジネス全体で相互にメリットがあるのです。」とマネージャは語ります。### アプリケーションと依存関係のマッピング この小売企業は、移行のさまざまな段階でサービスやビジネス・プロセスの中断を最小限に抑えるために、ExtraHopを使用してアプリケーションと依存関係の最新のマッピングを確保し、このデータに基づいて移行グループを策定しました。この情報をもとに、移行プロセス中、サービスの中断を最小限に抑え、重要なビジネス・アプリケーションやインフラストラクチャを常に稼働させることができました。### パフォーマンスのベンチマーキング 移行前、この小売企業はExtraHopを使用して、アプリケーション・スタック全体でインフラストラクチャのパフォーマンスをプロアクティブに監視し、管理しました。この監視の一環としてパフォーマンスのベンチマークを確立し、現在、このベンチマークが、AWSでの同じアプリケーションやインフラストラクチャ・コンポーネントのパフォーマンスの追跡のベースラインとして使用されています。これは、データセンターでの実行時と同等またはそれ以上のレベルのアプリケーション・パフォーマンスを保証するのに役立っており、エンドユーザ・エクスペリエンスとビジネス・パフォーマンスの向上につながっています。