お客様事例


トップレベルのビジネス・スクール

米東海岸の大学がExtraHopで深い洞察を取得

ITのトラブルシューティングの時間が50%減少

さまざまなテクノロジのサポートが向上

大学の帯域幅の使用効率が向上

始まり


学内のほぼすべてのアプリケーションの基盤であるBannerデータベースの可視化という、長年の未解決の課題

50人で編成されるこの大学のIT組織は、各学部や部門のさまざまなアプリケーションに加え、電子メールなどのWebベースのサービス、学生・教員・志願者が利用するスクール・ポータル、さらにオンライン学習管理システムのBlackboardをサポートしています。学内のほぼすべてのサービスとアプリケーションが、Bannerソフトウェアに基づく中央管理システムと連携しており、このシステムを通じて、学生や卒業生のデータ、財務データ、個人データがOracleデータベースに保管されています。1つのアプリケーションが、不適切に記述されたクエリを使うなどしてこのデータベースを非効率的に使用していると、このデータベースを使用している他のアプリケーションのパフォーマンスに影響する可能性があります。しかし、各アプリケーションがBannerシステムとどのように作用し合っているかを把握することは、ITチームにとって大きな課題となっていました。「長年、Bannerの監視ソフトウェアのインストールを試みてきましたが、テスト段階を通過したソフトウェアは皆無でした。エージェントに起因する問題が発生したことや、運用環境で問題が発生するおそれがあったことが原因でした。」と、ネットワーク・インフラストラクチャ・サービス担当シニア・マネージャは語ります。

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ExtraHopのアプライアンスの設置後30分で、どのテーブルがどのアプリケーションによって使用されているかや、パフォーマンスが特に低速なテーブルはどれかをDBAに示すことができました。

ネットワーク・インフラストラクチャ・サービス担当シニア・マネージャ
, ボストンを拠点とする大学

転換


ExtraHopにより、Bannerデータベース、スクール・ポータル、Blackboard、その他のアプリケーションのリアルタイムのパフォーマンスの確認がエージェント不要で実現

同マネージャは、ExtraHopに関する話を聞いたとき、侵襲的なエージェントなしでBannerアプリケーションを可視化できるというチャンスに飛びつきました。「大きなセールス・ポイントだと思ったのは、ExtraHopはエージェントを必要としないことでした。」とマネージャは語っています。「ExtraHopのアプライアンスの設置後30分で、どのテーブルがどのアプリケーションによって使用されているかや、パフォーマンスが特に低速なテーブルはどれかをDBAに示すことができました。これほどの短時間で深い洞察を得られたのは驚異的でした。」### 相互に関連付けられた各層の可視性 大学のアプリケーション・サポート・チームは、ExtraHopを通じて、すべてのワイヤ・データ、つまりL2~L7のすべてのシステム間通信のリアルタイムの可視性が得られるため、各アプリケーションがBannerデータベースをどのように使用しているかだけでなく、DNSなどのネットワーク・サービスや、TCPレイヤにおけるネットワーク自体の使用状況も把握できます。「ExtraHopは学内のさまざまなグループに価値をもたらしています。開発者に役立っていますし、電子メール管理者、Blackboard管理者、データベース管理者にも役立っています。」とマネージャは説明します。「ExtraHopが装備されたことで、これらのグループは、すべての層におけるそれぞれのアプリケーションのパフォーマンスの状況を把握できるようになり、問題発生時には、すぐさまネットワークを責めるのではなく、自らトラブルシューティングを実行できるようになりました。」

成果


リアルタイムのワイヤ・データ分析によってデータベースを完全に可視化

ExtraHopは、トラブルシューティングの効率の大幅な向上に貢献しているだけでなく、より広範なITチームの有効性の向上と大学のリソースのより適切な使用にも役立っています。### トラブルシューティングの時間が半分に減少 ExtraHopの使用により、ITスタッフが複雑な問題のトラブルシューティングに費やす時間が50%削減されました。学内の相互に接続された環境における、問題の迅速な特定と解決に必要なコンテキストと洞察が、ITスタッフに確保されるようになりました。「ExtraHopが稼働を開始した最初の週に、BlackboardとBannerの間に50万件以上のデータベース・エラーがあることがわかりました。Blackboardが存在しないデータベース・テーブルを呼び出していたのです。きっと何年も前から続いていて、誰も知らなかったのでしょう。この洞察に基づいて、数分で修復できました。ExtraHopは、環境内の『ホワイト・ノイズ』を特定・除去して、重大な問題や異常の発生時に診断を容易にするのに役立っています。」### プロアクティブなITのサポート 「Blackboardで、アップロードのサイズが大きすぎるとシステムがクラッシュするという問題がありました。」とマネージャは語ります。「ファイル別、ユーザ別に、しきい値を超えるアップロードを特定するためのアラートをExtraHopに設定しました。その後、Blackboard管理者は、教授などの対象となる人物に話をして操作を支援することで、システムがダウンするのを回避できるようになりました。」### さまざまなアプリケーション・タイプのサポート 「高等教育機関のユニークな点の1つは、すべてがスムーズかつ効率的に行われるようにする必要があるのと同時に、ユーザ集団が実行したいと望むあらゆるものを実行できるようにする必要があることです。一種の自由参加型と言えるかもしれません。通常の会社のように制御することはできないのです。」ExtraHopは、新しいアプリケーションをすばやくデプロイしたいと思っている学部や部門をITチームがサポートするのに役立っています。「ExtraHopがあれば、より多くのインテリジェンスが得られます。人々は、環境内で適切に動作するようにアプリケーションを調整するにはどうしたらいいか知ることができ、問題にプロアクティブに取り組めます。」