お客様事例


教室からクリニックまで、Touro College of Dental MedicineがExtraHopでシームレスな教育と患者ケアを提供

生徒と患者のために実習室とクリニックでの高い稼働率を実現

安全でないプロトコルを可視化することで患者データの保護を向上

ベンダとのコラボレーションによりエンタープライズ対応アプリケーションを実現

始まり


Touro大学には教室からクリニックにわたる信頼性が不可欠

ニューヨーク州ホーソンにあるTouro College of Dental Medicine(TCDM)は、博士号取得前の4年間の教育課程を提供するとともに、チェア数117台の歯科医院も運営しており、地域社会に安価な歯科サービスを提供しています。TCDMはデジタル歯科医学専門のカリキュラムを備えた米国初の大学の1つで、最新テクノロジの教育と最新の機器/ツールの使用によって、患者に優しい効率的な歯科医療を実現しています。デジタル歯科医学教育の先駆けであるTCDMは、生徒、教職員、患者数百人に対して高度なテクノロジと革新的なカリキュラムをシームレスにサポートできるITシステムを必要としていました。このシステムには、生徒と教職員が1日を通して教室からシミュレーション実習室、クリニックへと簡単に移動できる流動性も必要でした。さらに、きわめて高い信頼性と、高パフォーマンスのインフラストラクチャを備えている必要もありました。X線、3D歯科イメージング/プリンティング、コンピュータ支援製造(CAD/CAM)ミリング・マシンに必要なグラフィック集中型ワークロードをサポートするためです。

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市場には、ExtraHopほど迅速に相互に関連付けられたアプリケーション・ペイロード全体の可視性を提供し、ノイズをフィルタして除去し、問題へ正確にたどり着けるソリューションはありません。

Behan Venter氏
共同設立者兼マネージング・ディレクタ, Hudson CIO社

転換


Hudson CIO社がExtraHopを導入して必要な可視性を実現

可用性と整合性に関する厳しい要件を満たすため、TCDMはITマネージド・サービス・プロバイダであるHudson River CIO Advisors社に依頼して、生徒と教職員が求めるパフォーマンスを提供するスケーラブルな環境を構築しました(NVIDIA GPU対応のCitrix Workspaceを通じて提供)。Hudson CIO社の共同設立者兼マネージング・ディレクタであるBehan Venter氏と彼のチームが参加したのは、TCDMの環境の稼働開始90日前でした。「エンジニアリングや設計から部品調達、デスクサイド・サポートまで私たちがすべてを管理したので、TCDM側で余分なITスタッフを雇う必要はありませんでした。」とVenter氏は言います。「現在も引き続き、豊富なスタッフを配置した24時間年中無休の監視ハブである弊社のエンタープライズ・オペレーション・センターから、継続的な運用を管理しています。」しかし、TCDMのIT環境は、データセンターを超えて実習室やクリニックにまで広がっています。そこには最先端のトレーニング用センサを搭載した歯科用マネキンや、グラフィック集中型ワークロードを実行する臨床アプリケーションがあり、さらに環境内では、毎日数百人に及ぶ患者の機密データの処理も行われています。Hudson CIO社にとって、この複雑なインフラストラクチャ全体で一貫したパフォーマンスを確保するには、リアルタイムの可視性とアラートが必要でした。さらに、運用に影響が出る前にすばやく問題に対応するための調査機能も必要でした。「Hudson CIOが複雑な環境で作業する場合、特にCitrixが絡む場合には、必ずExtraHopを導入して必要な可視性を確保しています。」とVenter氏は述べます。「市場には、ExtraHopほど迅速に相互に関連付けられたアプリケーション・ペイロード全体の可視性を提供し、ノイズをフィルタして除去し、問題へ正確にたどり着けるソリューションはありません。」「デジタル歯科医学には洗練された堅牢な技術インフラストラクチャが必要ですが、そのデプロイは容易ではありません。」と話すのは、Touro College of Dental Medicine(TCDM)の副学部長であるEdward F. Farkas歯学博士です。「TCDMは先端テクノロジへの投資によって学生をサポートすることに努めています。その取り組みにはExtraHopが不可欠です。」

成果


ExtraHopにより、チームはアプリケーションとネットワークの動作に対する無類の可視性を獲得

数週間ではなく数分で軽減

ExtraHopにより、チームは多種多様なITシステム、臨床システム、トレーニング・システム間のすべてのやり取りを動的かつリアルタイムに確認できるようになりました。アプリケーションとネットワークの動作に対するこの無類の可視性により、教育業務や臨床業務に影響が出る前にすばやくパフォーマンス不足を特定して軽減できます。一例として、TCDMとHudson CIO社のチームがX線装置からの画像転送に関係する問題に気付いたことがあります。この種のエラーは、すぐに解決しなければ業務と患者ケアに影響を及ぼしかねません。ExtraHopにより、チームは画像の転送経路をすばやく突き止めることができました。画像はPCからX線室に送られた後、ネットワーク・スイッチを経由してOracleサーバに転送されており、そこでデータベース・トランザクション・エラーが発生していました。以前であれば、普段どおりにネットワークを原因と見なして数週間かけて経路を遡っていたでしょう。ところがExtraHopを使用することで、ほんの数分で問題が解決したのです。#### エンタープライズ対応の実現 TCDMにとっての最大の課題の1つは、TCDMが歯科医療を一般的な開業医よりもはるかに大規模に提供していることにあります。1日の患者数は約400人に上り、教育業務やトレーニング業務も含めると、TCDMの業務は一般的な歯科医院というよりもエンタープライズ寄りのものです。歯科医がよく使用する多くのアプリケーションについては、スケールしてTCDMのニーズを満たすことが新たな課題になります。「歯科医が使用するアプリケーションは個人事業主用に設計されていることが多く、エンタープライズ規模の環境には適しません。」とVenter氏は説明します。「ExtraHopにより、私たちはこうしたアプリケーションのサードパーティ・ベンダと協力し、非常に具体的なフィードバックを提供してエンタープライズ対応を支援できます。ベンダが変更を加えるたびに、ExtraHopを使用してパフォーマンスが向上したかどうかを判断できています。」#### 環境の保護 このように大量の患者データを日常的に扱う環境では、セキュリティが最優先事項です。Hudson CIO社のチームは、ExtraHopが提供する可視性、リアルタイムのアラート、脅威検知を活用することで、HIPAAに準拠した安全な方法で患者データを使用し続けています。ExtraHopプラットフォームを使用して、TCDMが検討しているサードパーティ・ソフトウェアを分析・調査し、TCDMが機密データの伝送時に安全なプロトコルを利用するよう徹底しています。また、データ流出の可能性がある場合はExtraHopプラットフォームからアラートを生成します。医療機関のITチームにとって最も差し迫った問題の1つがランサムウェアです。この迫り来る懸念に対処するため、Hudson CIO社のチームはExtraHopのランサムウェア検知バンドルをインストールし、脅威がリアルタイムに通知されるようにしました。次にExtraHopのアラートによってトリガされるカスタム・スクリプトを作成し、これによって感染の可能性があるものを自立的に分離し、アナリストが安全に調査できるようにしました。